2020.09.19
アルゼンチン 強制隔離の延長(~2020年10月11日)
●報道によれば、アルゼンチン国内では613,658名(昨日から11,945名増)の累計感染者数、うち12,656名の累計死亡者数、467,286名の累計治癒数が報告されています。
●なお、当国に居住、または短期的に滞在している方を対象とした、強制隔離及び強制距離措置(以下「強制隔離」と記載)は、本18日(金)、アルゼンチン大統領府により10月11日(日)まで延長されることが正式に発表されました(具体的な措置については、今後公布される必要緊急大統領令(DNU)で明らかになります)。また、非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されるものとみられます。
●帰国のために空港へ向かわれる際には、地方ご滞在の方も含めて事前に大使館で証明書類の発給等の準備が必要になります。トラブルを避けるためにも、ご帰国を計画されている方は、事前に大使館に一報くださいますようご協力のほどお願いいたします。
1 報道によれば、アルゼンチン国内では613,658名(昨日から11,945名増)の累計感染者数、うち12,656名の累計死亡者数、467,286名の累計治癒数が報告されています。
2 強制隔離の10月11日(日)までの延長発表
本18日、アルゼンチン大統領府は、現状9月20日までとなっている強制隔離を10月11日まで延長する旨発表しました。強制隔離は、引き続き、各自治体が感染状況に応じて国と調整の上で措置を緩和又は厳格化するという現在の形が維持されます。同措置の詳細は、今後発表される必要緊急大統領令(DNU)によって規定されます。
3 ブエノスアイレス市の発表
(1)18日、ラレタ・ブエノスアイレス市長は、記者会見において、9月21日以降の強制隔離の緩和について発表しました(主要な点は以下のとおりです。以下ア及びイについては、8月28日の会見で発表された再開プロセスの継続となっています)。
ア 建設中の工事の再開(5000平米以上、又は90日以内に完工する工事)
イ 飲食店の屋外営業の再開(テラス及び中庭での営業許可の申請を受付。同営業の実態について、ブエノスアイレス市は特別なガイドラインに基づき点検を実施予定。)
ウ 医療機関の非緊急外来診療の再開
エ 宗教行事の再開(参加者は20人まで。15平米あたり1人の空間を確保。)
オ 大学及び私立学校の受付事務の再開(予約制)
カ 障がい者向けリハビリセンターの外来施術の再開
(2)ラレタ市長は会見の中で、「我々にとって教育は最優先課題である。」と強調し、対面式授業の再開について国の教育省と引き続き協議すると述べています。ブエノスアイレス市は、(インターネット環境等の事情で)連絡が取れない6,500人の生徒のための学習場所の提供、小学校低学年生徒向けの補習、小学校高学年向けの屋外授業、専門校の最終学年の生徒向けの屋外試験等からなる教育再開計画を国に提出したと発表しています。
4 ブエノスアイレス州の発表
18日、キシロフ・ブエノスアイレス州知事は、記者会見において、9月21日以降の強制隔離措置の緩和について、基本的に現行の措置を維持するとしつつ、一定の条件を満たす小規模の工事及び倒壊の危険のある建物の補修工事を許可すると発表しました。
5 ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)
(1)強制隔離下において、空港へ移動することは原則として認められておりませんが、 母国に帰国する者等に対しては、例外として当国外務省の規定する証明の作成、携行等により移動が認められております。同令を遵守せずに移動することは、検問等により拘束、罰金等無用なトラブルを招く原因にもなりかねませんので、ご帰国等を計画されている方は、事前に大使館に連絡、相談の上、必要な手続きをされるようご協力のほどよろしくお願いいたします。細部は「ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100026004.pdf
(2)また、地方都市からご帰国のために首都等に移動される際には、滞在地を出発される48時間前までに当国外務省等へ通知する必要がありますのでご注意ください。細部は 「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf (了)
在アルゼンチン日本国大使館