2020.08.29
アルゼンチン 強制隔離及び強制距離措置の延長(~2020年9月20日)
●報道によれば、アルゼンチン国内では392,009名(昨日から11,717名増。アルゼンチンにおける一日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数、うち8,271名の累計死亡者数、280,165名の累計治癒数が報告されています。
●なお、当国に居住、または短期的に滞在している方を対象とした、強制隔離及び強制距離措置(以下「強制隔離」と記載)は、本28日、フェルナンデス大統領によって9月20日(日)まで延長されることが正式に発表されました(具体的な措置については、今後公布される必要緊急大統領令で明らかになります)。また、非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されるものとみられます。
●帰国のために空港へ向かわれる際には、地方ご滞在の方も含めて事前に大使館で証明書類の発給等の準備が必要になります。トラブルを避けるためにも、ご帰国を計画されている方は、事前に大使館に一報くださいますようご協力のほどお願いいたします。
1 報道によれば、アルゼンチン国内では392,009名(昨日から11,717名増。アルゼンチンにおける一日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数(現時点で世界で11番目に多い数です)、うち8,271名の累計死亡者数、280,165名の累計治癒数が報告されています。
2 強制隔離の9月20日(日)までの延長発表
(1)本28日、フェルナンデス大統領は、現状8月30日までとなっている強制隔離を9月20日まで延長する旨発表しました。同措置の詳細は、今後発表される必要緊急大統領令(DNU)によって規定されます。
(2)大統領は、各自治体の許可の下、全国で屋外での2メートル間隔を保ちマスクを着用した10人以内の集まりを認める旨述べました。一方で、屋内での集まりは引き続き禁止されます。
(3)大統領は、地方(ブエノスアイレス首都圏(AMBA)外)の感染拡大について、現在、全国24州のうち18州で市中感染が起こっており、1か月前にはわずか7%であった全国の新規感染者数に占める首都圏外の新規感染者数の割合は37%に達していると明らかにしています。
(4)また、大統領は、首都圏の感染状況について、見通しの明るさを示す数字も出ているとしつつも、克服にはほど遠く、緩みや過信は禁物であると述べています。
3 ブエノスアイレス市の発表
本28日、ラレタ・ブエノスアイレス市長は、記者会見において、8月31日以降の強制隔離の緩和措置を発表しました(主要点以下)。今回は、以下のとおり、飲食店の屋外営業と建設工事の再開だけにとどまっています。
(1)飲食店の屋外営業の再開
ア 既に屋外営業の許可を取得している店舗から営業可能。未取得の店舗は市のサイトを通じて申請する必要がある。
イ 屋内でのサービスは一切不可。
ウ 最低1.5メートルの人と人との間隔を確保。
(2)建設中の工事の再開
ア 5,000平米以上、又は90日以内に完工する工事の再開を許可。
イ 工事は、月~金曜の10時~19時及び土曜の10~14時のみ実施可能。
ウ 作業員間の間隔を最低1.5メートル確保。
4 ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)
(1)強制隔離下において、空港へ移動することは原則として認められておりませんが、 母国に帰国する者等に対しては、例外として当国外務省の規定する証明の作成、携行等により移動が認められております。同令を遵守せずに移動することは、検問等により拘束、罰金等無用なトラブルを招く原因にもなりかねませんので、ご帰国等を計画されている方は、事前に大使館に連絡、相談の上、必要な手続きをされるようご協力のほどよろしくお願いいたします。細部は「ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100026004.pdf
(2)また、地方都市からご帰国のために首都等に移動される際には、滞在地を出発される48時間前までに当国外務省等へ通知する必要がありますのでご注意ください。細部は 「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf (了)
在アルゼンチン日本国大使館